施術のこと
多治見鍼灸師 中国研修から戻りました
犬山鍼灸治療所 朝活研修 【日中の鍼灸医学の違いを考える】


当院の設立者(前院長・矢島茂弘)が長年交流を続けてきました縁で、本年も上海中医薬大学を中心に現代中国鍼灸を学ぶ研修を行えました。本院からは多治見鍼灸師が参加し、そのフィードバックをもとに研修を行いました。
東洋医学は湯液(漢方薬)と鍼灸を両輪とした中国起源の医学ですが、遣唐使から本邦にその学問の伝来が始まってから1400年が経過しています。
その間に、双方の国において医政の大きな変化がありました。近代では、日本明治政府による漢方医廃絶があり、中国では清朝によって鍼灸医学が途絶した時期もあります。そのために、いつの間にか日本⇔中国は相互に補完しながら東洋医学の学問・技術を継承してきたともいえます。
参考:茨城大学真柳先生講演論文 全日本鍼灸学会雑誌,2006年 第56巻4号,605-615
現在では、日中間において医療システムが大きく異なるため、国の医療制度としての鍼灸医学の立ち位置は随分と異なっています。このような差異を目の当たりにすることで、それぞれの国の鍼灸の良さが見えてくると思われます。当院の鍼灸臨床も常に視点を幅広くもち、西洋医学にも東洋医学にも拘泥せず、特定の流派に偏らずの方針で研鑽をすすめております。

